DVR-77Hインプレッション
外観
12万する割にアルミパネルではなく少々安っぽい。
表示も文字が大きく見やすいが品が無い印象を受ける。
設定
DV入力以外は画質が設定できる。あらかじめ「テレビ画像」「レーザーディスク」「ビデオ」がプリセットされているが詳細は不明。
その他に自分で設定したものを3種「メモリー」に記録できる。
設定項目は
・「3次元YC分離」を動画よりから静止画よりまで5段階。
・「YNR」「CNR」がそれぞれオフから最大まで9段階。
・「白AGC」(白飛び防止)のON/OFF。
・「白レベル」「黒レベル」がそれぞれ最小から最大まで9段階。
・「黒セットアップ」(暗部を持ち上げて黒潰れを少なくする)が0IRE(オフ)/7.5IRE(オン)。
・「色合い」「色の濃さ」がそれぞれ9段階。
と業務用TBCに匹敵するぐらい設定が豊富である。
外部入力に関してはそれぞれの音声入力に対して-6dB,-3dB,0dB,+3dB,+6dBとこれも業務用VCR並に設定できる。 しかしこれで録音レベルがオートなのは片手落ちな気がしないでもない。
他にも色々設定できるので全ては記載できないが、アスペクト情報が伝達できないコンポーネントケーブル接続でも問題ないようにTV設定の16x9は2種類用意されている。 私の環境ではコンポーネントケーブルで16x9TVに接続しているが、4x3画像では両脇に黒帯を追加して表示できる。
メニュー
メニューには「設定」と「ディスクナビ」の2種類があり、録画予約は「設定」から行い、録画した番組を観るには「ディスクナビ」から行なう。 メニューの入り口は一つにした方が分かりやすい気がするのだが。
「ディスクナビ」は現在選択されているメディア(HDDまたはDVD)に録画されている内容が表示されるが、HDDとDVDの間を行き来する事はできず、一旦「ディスクナビ」を終了してHDDとDVDを切り替え再度「ディスクナビ」を起動しなければならない。 それに「ディスクナビ」の内容表示から「ダビング」「消去」「タイトル名の変更」等を行うには「戻る」を押さなければならない。つまり「ディスクナビ」で入った最初の画面はツリーのトップでは無いのだが、ユーザはツリーを降りた感覚が無いので「戻る」を押すのは違和感がある。
タイトル名の変更はカーソル移動して画面から文字を拾って入力する方法だが、携帯電話のように「1」を3回押すと「う」みたいな入力もできてこれは便利。
ちなみにファイナライズは「設定」から行なうのだが、最初はどうやってやるのか分からず戸惑ってしまう。
編集
基本的にはHDDの内容は編集できない。 編集した内容はHDDからDVDにダビングされたもののみである。 また編集をフレーム単位(再エンコードあり)かGOP単位(再エンコードなし)かは「設定」から行なうため、1回のダビング時にフレーム単位とGOP単位を混在させる事はできない。
編集するには「ディスクナビ」から「ダビング」を選択し「作成」を押してダビングリスト作成を行なう。 DVDにダビングしたいタイトルを選択して、「編集」からタイトルを選択すると選択したタイトルが再生できるので消去したい部分またはチャプターを入れたい部分を「分割」する。分割しても連続していれば再生時に画面や音が途切れることはない。 「編集」が終わったら不要な部分を削除する。 ここまで終わってようやくダビングが行なうことができる。
この作業も一々「戻る」を押したりしなければならず、使い勝手があまりよろしくない。
DVD再生画質
(プログレッシブTV&525P出力で観賞)
従来使用していたのがDVP-S3000という初期のDVD Playerだった事もあるが、DVR-77HのDVD再生画質は結構良いと思う。
録画画質
SPモードは5.10MbpsぐらいだがVBRで3〜6Mbpsまで変動する。画質については個人の主観もあるが個人的には使える画質だと思う
マニュアル録画モードは32段階で使用する設定にすると1つだけ選択できる。 通常のFINE=MN32(10Mbps),SP=MN21(5Mbps),LP=MN9(2.5Mbps),EP=MN1(1.25Mbps)に選択したマニュアルモードが追加される。 またフルD1(704×480画素)はSPの2段階下=MN19までで、DVDに約2時間20分録画可能である。
LPとEPはさすがに使う気にならない画質なのでおまけかと。
ちなみに2ヶ国語放送はDVD-RW(VRモード)を除いて主音声か副音声を選択しなければならないので注意。
タイマー録画
DVR-77Hの前にHDDの無いDVR-55という製品がある所為かHDDが後付けという感が否めない。 週録画予約では古い録画を上書きする機能がなく、ユーザが古い録画を消去しなければならない。
DV
FINE=MN32ではリニア音声で録音できない。
DV入力画質は結構良い感じ。 実はDV端子は入出力でHDD内のタイトルを再生するとDV端子から出力される。
最後の方は力尽きたのでとりあえず結論
以下の方なら多少の不満は持ちつつも使えると思う。そうでないとちょっと辛い。
・細かく調整してDVDを作成したい人。特にNTSC標準信号発生器、ベクトルスコープ、ブルーオンリーモニタを持っているとなお良い。
・設定項目がいっぱいあると使いこなせなくても幸せになる人。
・使い勝手が悪くても耐えられる人。
・画質がよければ全て許せる人。
にプラスして本インプレッションが概ね理解できる人。
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